Bowers & Wilkinsバス・ドライバーは立派なマグネット/ボイスコイル・システムで支えられ、最も厳しいバスラインのスピードと「ドン」という音を維持します。コーンの構成は非常に重要です。Bowers & Wilkinsが求めているのは「完全なピストン運動」です。すなわち、変形を抑えつつ、完全に自由に空気を動かせる能力です。
コーンが最も機敏に機能するためにはできるだけ軽量でなければなりません。同時に、ピストン運動を行う際にその形状を維持するためには絶対的に硬質でなければなりません。Rohacell®は硬い発泡コアを炭素繊維のスキンで挟んだ高度な合成素材です。これは通常、航空機、ロケット、高性能車の車体で使用されています。そのため高い空気圧も全く問題ではありません。スピード、堅さ、揺れのないバスにとって大切なことです。
素材工学に対する私たちの視野の広い革新的なアプローチは、バス・ドライバー構築にあたってロハセル®構造物の発泡プラスチックを採用したことによく示されています。高性能車および航空機業界で広範囲に使用されているロハセル®は、超軽量でしかも曲げ応力への抵抗が非常に高いという稀な組み合わせを持ち、多くの用途で理想的な素材となっています。その同じ特性によって、バス・ドライバーの中核構造への最適な素材ともなります。

バス・ドライバー・コーンがケブラー® FSTミッドレンジ・ドライバーおよびNautilus™トゥイーターと釣り合うレベルで性能を発揮するためには、重要な3つの特性に優れている必要があります。
まず、大きくダイナミックな負荷の下でも大きく曲がってはいけません。次に、大きな共振を起こさないように自動制振に優れている必要があります。最後に、スピーカー・キャビネット内の音エネルギーが漏れて、正面に放射される音楽を濁すことがないように、優れた音響減衰を提供することが求められます。これら3つの特性を組み合わせることは、大きな矛盾(軽量素材は通常頑強さに欠け、鳴りが大きく、音声伝達への抵抗がないなど)を抱えた難しい注文です。そこでロハセル®が鍵となります。ロハセル®ドライバーを正面から見ても、普通のドライバーとの違いはさほど見られません。大きな違いは、ロハセル®フォームがあるコーンの背後周辺です。
従来型バス・ドライバーで典型的な1ミリから2ミリという全体的コーンの厚みに比べ、Bowers & Wilkinsのロハセル®コーンは大幅に厚くなっています。ロハセル®フォームは、炭素繊維に覆われたサンドイッチの具にあたるものとして使われています。その結果、従来方式で製造されたコーンよりも曲げ強さ、自動制振、音響減衰のいずれもがけた違いに優れたコーンが実現しました。コーンの厚みを増やすことの潜在的欠点は、重量も増えることですが、ロハセル®の低密度のお陰でその問題は回避され、また低周波数カットオフおよび感度目標も達成しています。バス・ドライバーにとって、ロハセル®は「いい事尽くし」に近い存在です。
ロハセル®バス・ドライバーは見た目は普通ですが、私たちはもちろん見るためのスピーカーではなく、聴くためにデザインしています。ロハセル®を装備したスピーカー・システムからの低音は、新たな質のレベルに達しています。深く、速く、ダイナミックで、それは可動コイル式のスピーカーに付き物だとして諦めていた連続音の不明瞭さや歪みによって全く損なわれていない音です。それぞれの音声帯域で一枚も二枚も不純物を取り除いたケブラー® FSTミッドレンジ・ドライバーおよびNautilus™トゥイーターと同様のことを、ロハセル®も低音に対して成し遂げました。
Rohacell®, is a registered trademark of Evonk Industries AG or its subsidiaries.
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