
PM1の低域/ミッドレンジ・ドライバーのインパルス応答比較:固定ビュレット(青)と新しい防振プラグ(緑)
このキノコ型をした防振プラグは、一般的なダストキャップとは異なり、ボイスコイルボビンの内側にぴったりとはめ込まれています。素材のEVAポリマーは、コーンのブレークアップ周波数モードの影響を受けてコイルフォーマーが歪まないよう、剛度と抵抗性が調整されています。ボビンの屈曲を抑えれば、コーンのブレークアップが減少し、ドライバーの高周波数でのレスポンスが滑らかになるとともに、それに応じてサウンドのオーバーハングも減少します。
PM1の低域/ミッドレンジ・ドライバーのインパルス応答比較:スタンダードなダストキャップ(赤)と新しい防振プラグ(緑)
低域ドライバーの小型化に伴い、キャビネットの中の圧力によって空気が磁界を押し出されるときの残留ノイズの乱れを防止することがますます重要になります。ボビンは完全に密封する必要があります。また、ミッドレンジ専用の場合に有効な固定ビュレットをオープンデザインにする方法は実行可能な解決策ではありません。スタンダードなダストキャップもボビンを密閉しますが、プラグがしっかりした構造であるのに対して、ダストキャップの膜構造ではコーン自体の共振は抑制されません。こうして得られるドライバーは、レスポンスの滑らかさが増し、コンポーネントのクロスオーバー・デザインを最小にして実現する低いロールオフ率にさらに適したものとなります。
インパルス応答をトレースし、最初に固定ビュレット、次にスタンダードなダストキャップと防振プラグとの性能を比較すると、防振プラグの方がコーンのブレークアップが少ないことがよく分かります。レスポンス最後の超高周波数振動を除去するのはプラグのみであることは一目瞭然です。
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